「お金の大切さって、どうやって子どもに伝えたらいいんだろう?」――そんなふうに悩んだことはありませんか?
じつは、4つの特徴を押さえるだけで5才からでも楽しくお金の管理を学ぶことができるんです!
なかには3才からはじめているお子さんもいるそうです!
おこづかいを使って「自分で欲しいものを買う喜び」や「計画して貯める大切さ」を知ることで、
お金の使い方や考え方が少しずつ身についていきます。
この記事では、参考にした書籍やわが家でアレンジした部分をご紹介します。
親子で楽しみながら、一緒にお金の管理を学んでいきましょう!
まずはじめに参考にした書籍はこちらです!
著 藍 ひろ子 先生の「こどもにおこづかいをあげよう!」です。
この書籍のおすすめポイントは
・おこづかいについての考え方や与え方(おこづかいプログラム)が学べます
・おこづかいプログラムについて子どもが読んでも意図が伝わりやすいように一部マンガで描かれている具体的な進め方や取り組むための書式があるからはじめやすい
・中学生、高校生、大学生の時期のおこづかいについての考え方が参考になる
という点です。
こちらの書籍を参考にわが家に合った形にアレンジして実践しています。
それではご紹介していきます!
〈おこづかいプログラムの4つの特徴>
参考にした書籍で紹介されている「おこづかいプログラム」について説明していきます。
目的は、将来大人になって自立したときに家計を自分でマネジメントできるようになるために、年齢に応じて身の丈に合った金額を使ったり、管理したりの練習をするためのものです。
「おこづかいプログラム」には4つの特徴があります。
この特徴がおこづかいをあげるうえで重要ポイントなのでしっかり腹落ちさせていきましょう!
特徴1
親はおこづかいを支払い、子どもは”家の仕事”を引き受ける
おこづかいは、子どもが家族として責任をもって”家の仕事”をするということや自分で目標とすることを
自分で決めて遂行する、その「責任」に対して支払います。
わが家では子どもの”がんばりたいこと”や”習慣にすること”もプラスαしました。
理由としては自ら決めて継続することを身につけてもらいたいのと子どものためになると考えたからです!
特徴2
親子そろっておこづかい「会議」を開いて、金額と子どもが引き受ける”家の仕事”を、両者合意のうえで決める
親が決めて子どもに言い渡すといった一方的なものではありません。
親子のフェアなコミュニケーションの場です。この会議は子どもへの説教の場ではありません。
イライラした態度などは見せずに、あたたかく忍耐強い冷静な態度で臨みます。
特徴3
おこづかいには、子ども自身の「ほしいもの」のためのお金のほかに、「必要なもの」のためのお金、「貯金」のためのお金、「寄付」のためのお金を含める
今までのおこづかいといちばん違うのはここです。
費目を分けて渡すことによって、自然に予算管理の意識が育ちます。
わが家では「寄付」を「誰かにプレゼントするためのお金」としました。
まずは自分の稼いだお金でプレゼントをあげる喜びを味わってほしかったからです。
その先に「寄付」することの意義を伝えて自ら進んでおこなってほしいと考えています。
特徴4
おこづかいでまかなう裁量を年齢に応じて大きくしていく
年齢や状況に応じてちょっとずつ一人前の金銭管理に近づいていけるように、
裁量のある金額を増やしていきます。
この特徴を理解したうえでおこづかいをあげることが大事です!
<おこづかいをあげるまでの流れ>
ステップ1.「おこづかいプログラム」を親子ともによく理解すること
まずはパパやママが、さきほど紹介した<おこづかいプログラムのお4つの特徴>や書籍を
しっかり読んでてください。
納得してこれをやってみようと思ったら、お子さんにお話をしてみてください。
もし、伝え方が難しい場合は書籍の第1章がマンガになってるので理解しやすいです。
お子さんが小さい場合は、いっしょに読んであげましょう。
ステップ2.おこづかい「会議」を開く
◯参加者◯
・親(できれば両親)
・子ども(きょうだいがいても1人ずつ)
◯用意するもの◯
・1週間の支出額のリスト
・おこづかいヨサンワークシート(書籍にある書式ををコピーするかオリジナルで作成する)
・おこづかい契約書(書籍にある書式ををコピーするかオリジナルで作成する)
・シゴトカレンダー(書籍にある書式ををコピーするかオリジナルで作成する)
・紙と筆記用具
お子さんに説明して「おこづかいプログラム」をやっていみたいと言ったら、いよいよ具体的なプロセスの始まりです
しっかり話し合える時間をつくり、親(できれば両親)とおこづかいをもらう子ども(きょうだいがいても1人ずつ別々に)がそろって話をすることが必要です。
この会議で、お小遣いの金額と、子どもが引き受ける”家の仕事”を決めます。
ボーナスの金額とそのための”家の仕事”も決めましょう。親子で合意したら、契約書を交わします。
そのあと、こどもが”シゴトカレンダー”を作るのを手伝ってあげましょう。
わが家では+αで”がんばりたいこと”や”習慣にすること”をアレンジして加えました。それは子どもたちにとって将来プラスになることを前提として子どもたちに考えてもらいました。
ステップ3.おこづかいを支払う
親は、契約書に定めたおこづかい日に、おこづかいを支払います。できれば時間も決めて守るとなおいいでしょう。
おこづかいは費目ごとに分けて管理するようにしますので、分けられるよう小銭をいつもおこづかい用にプールしておきましょう。
わが家では、現金ではなくおもちゃのコインを通貨として「100円」「10円」「1円」を渡して必要な時に換金する方法にしています。
メリットはたくさん小銭をプールする必要がないところです。
管理の方法としては100均で透明な保存容器を費目ごとに用意したのと出納帳を準備しました。
これで目に見て費目ごとの貯金ができることや出納帳でお金の出入りがわかりやすく管理がしやすいです。
<感想>
結論からいうと大満足しています。
妻や子どもたちに趣旨を理解してもらうことに少し大変さはありましたが、大事な前提となるので理解してもらえるまで焦らず回数を重ねて話し合いをしました。
また、子どもたちに考える力を身につけてもらいたかったので口出しをせず、”家の仕事”や”がんばりたいこと”や”習慣にすること”を子どもたちなりに考えてもらいました。
お金の勉強だけではなく、考える力を養える良い機会になりました。
おかげで文句など言わず自ら動いて日々取り組んでいます。
そんなおこづかいプログラムを実践してしている中で感じたことや様子を随時載せていきますのでこちらもご参考にどうぞ!
<実践中の感想はこちら> ただいま作成中です
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